猿と糞
林道で猿を見たが暗くて写らない。 戻りには、その近くの路に糞があった。 たぶん猿の仕業である。 6月1日のことである。
朝小菅林道を歩いていると、ガサガサと斜面がうるさいので、動物がいると思って探す。 すると鳴き声が聞こえてきたので猿だと分かり、位置もだいたいわかった。 しかしその姿はなかなか見えない。 まだ光が当たっていないところにいるので、とにかく暗くはっきり見えないのである。
猿は日向沢を挟んで両側の斜面にいる。 やっと見られた猿は、右側の猿が赤ら顔で茶色の毛、左側の猿は顔はそんなに赤くはなく白っぽい毛である。 今まで見た猿から判断すれば、右が雄で左が雌である。 今は家族を作る季節なのだろうか。
二匹の猿の間には日向沢があるので、どちらかが沢を越えていくものと思い、暫く見ていた。 しかし、一方の猿が呼び寄せるように叫び続け、斜面から動かなくなってしまう。 もう一方の猿も時々鳴き、呼び寄せようとしているかのように、少し動いても歩き出すことはない。
二匹の猿の距離は縮まらず膠着状態が続いたので、観察は諦めた。 戻りに同じところを通過すると、道の真ん中に糞があった。 緑色の糞で、大きさから朝の猿じゃないかと思った。 きっと、あの二匹の猿は林道の橋を使って合流したに違いなく、そのついでに糞でマーキングしたのである。
こんな想像も楽しい猿との出合いである。
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