また雨に降られて

tenkara1nen

2022年08月31日 18:00

 2022年8月24日 後山川は相変わらず入れず、連続しての小菅川となった。 雨に降られて、釣りにもならない。
 八月最後の釣りに行ってきて、渓流はあと一月となりました。 雨が多くて、通行止めがあって、思うところへ行かれませんが、やっと後山川に行かれました。 九月はもっといい釣りができますようにとお祈りして、明日も行きますかね~

 非常に早く、午前三時に目が覚めたのだが、なかなか体が目覚めない。 珈琲を飲みながらだらだらとビデオを見る。 岩隈や香川照之、タモリを見るとあっという間に六時である。 朝飯を食いながらニュースを見れば、もう七時が近い。 天気が良くないので、なかなか釣りに行く決断ができなかったのだ。

 渓自体というか、流れの様子は良くないが、周りの木々は姿のいいものもある。 いつも大木と一緒に写真を撮りたいと思っているのだが、自撮りではなかなか難しいものである。 だいたい大木の場所が平場ではないのが問題で、平場体と遠くなって、大木は大木には写らないのである。

 雨が降り始めた。 これ以上釣り上るのは雨のときは危ないと思って、釣りを諦めれば、そこは昔の山葵田跡で開けている。 安心して合羽の準備をするには、打って付けの場所である。 まぁ、写真撮ったりしていると雨はだんだん激しくなる。 優先度を考えろっ! 十分注意して下らなければならない。

 林道終点まで下りてくれば、雨は小降りとなり、車に付くころには雨はほとんど上がる。 釣りで雨に降られたときに、すぐに釣りをやめて下るのだが、毎回毎回車に戻ると雨は上がる。 朝は青空があったのに、今は雲が覆ってしまい、昼過ぎだというのに暗い。

 岩魚はたったの六匹しか出てこなかったので、その中の一匹を載せる。 この流れによくくる理由は、最初に来た頃に赤いヒレの岩魚を見たことで、もう一度、もう少し大きなものを見たいからである。 しかし、最初の印象通りの岩魚にはなかなか会えないままである。 いつも今日こそはと思っているのだが・・・

 山葵田は殆ど崩壊して川倉堤防(石垣)だけが残り、石垣が途切れたところに淵がある。 散々振り込むが、流れが合は約周りには枝が引っ付いているので、毛鉤は思い通りにならない。 そこで横から、毛鉤を滑らせるように引くと、流れ出しにある石から岩魚が毛鉤を追って出た。 そこだ~ 咥えろ~! 咥えた。 23cmの岩魚で色もよかったが、私の探している赤いヒレの岩魚ではない。

 滑滝の下は浅くなっている。 適度の対応で二匹に逃げられ、足元で一匹が咥えた。 このあ滝は左岸の陸を大きく巻く、滝のすぐ横を登る、滝のすぐ横を途中までいき水流を登る、最初から水流を登るなど方法はある。 水流を最初から登る方法は、私の力では無理なので、途中から滑に乗って登るのである。

 溝のような流れで勾配がある分、下には岩が削られた淵がある。 恐らく甌穴であろうと思われるが、昔岩魚が出てからは二度と出てこない。 水流は底へ向かって、水は水面が盛り上がるように周りに出てきている。 この分じゃ、埋まることはないのだろうが、テンカラでは難しいかもしれない。

 ここへ来た始めたころは、右岸の流れはなかったのに、今ではそっちが本筋のようになっている。 渓の形は変わらなくても、流れの筋は時々刻々と変わるのである。 最近は毎日雨、夕立がやってきているかもしれない。 わざわざ流れを登ったりして遊ぶのも楽しい。

 石垣の切れ目には、小さな落ち込みと淵があることがある。 だいたいそんなところに岩魚は休む。 それには石がないといけないのだが、だいたい流れ出し辺りに鎮座している。 底までそろえば、必ず岩魚はいるのだが、大きなものを望むのは止めた方が良い。 この流れで最も大きな岩魚が出た淵である。


あなたにおススメの記事
関連記事