走り去る鹿
久しぶりに鹿を捉えた。 一瞬の出来事で、逃げる姿しか見えなかった。
登山道、人によっては遊歩道と呼ぶ東京都水道局の水干ゾーンを下っている。 だらだらした下りとなって、小さな尾根を回り込んだ。
「ぴーぴー」
「鹿だ!」
たまたま首から下げていた一眼レフカメラを向けることができた。 ただ、例によってオートフォーカスが動作しない。 「動いてくれ」とシャッターボタンを押し続ける。 その間に鹿は稜線に向かっていく。
見えなくなった鹿が、上の方にいないかと思い、その後はゆっくり注意深く上を探しながら下ったが、時間の浪費に終わる。 久しぶりの鹿だったので非常に悔しい。
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