ツバメの恋
今年はツバメがくるのが遅かったように感じる。 今、正に伴侶を求め、巣作りを食めようとしていた。 2021年5月21日のことである。
道の駅こすげに立ち寄ると、今年もツバメがたくさん来ていた。 ちょっと来た時期が遅いようで、まだ巣がほとんどできていない。 それどころか、今伴侶を求めて、プロポーズの最中である。 目の前でそのプロポーズを見ていた。 この後飛び去ったのは、このカップルが成立したからだろうか。
雄がくるのをじっと待ち、数羽が寄ってくると、争うように一緒に飛び立つ。 一緒に戻ってきては、愛のささやきをしたりする。 見ている間に成功したようには見えなかったが、実際はどうだっただろうか。
レストランのデリバリ口の上、電気メータ?の上に乗り、大きな声で鳴いている。 雌はここに巣を作りたいと考えて、雄を呼んでいるのである。 橙色の口を大きく開けて、その叫びは凄まじい。
雄は身づくろいに余念がない。 まだ気にいった雌に出合っていないのだ。 尾羽まで首を曲げて繕い、まるで腕のように羽を曲げたりしている。 巣作りの材料迄ぴんとしたものにして、まるでかんざしである。
生きとし生けるものは、雄が着飾り涙ぐましい努力をしなければならないのである。 幸運を祈りたい。
関連記事