蛾のようなミヤマセセリ
沢に蛾が飛んできた。 翅を広げたところを見るとミヤマセセリであった。
そもそも蛾と蝶は何が違うのだろう。 日本語で文字が違うし読み方が違うのだから、学術的かどうかはさて置いて、区別しているのは確かである。 誰かが言っていた、ある国では昼飛んでいるのが蝶で、夜飛ぶのが蛾だという。 日本でもそのような感じだと思うのだが、私が考えるに、優雅に飛んでいるように見えるのが蝶で、飛ぶのが下手糞なのが蛾である。 そして大切なのが、綺麗に思えるかどうか。
谷川の岸辺を歩いていると、なんとなく下手な飛び方で、茶色っぽい蛾が飛んできた。 「なんだ、蛾か!」 蝶ならよかったのにと思いながらも、その行方を立ち止まって見ていた。 石にとまって翅を広げたところを見ると、以前見たことのあるミヤマセセリであった。 セセリ蝶とは思えない翅の格好である。 もう少し綺麗な翅だと、長居をしたのだが・・・
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