小さすぎるヤブサメ
暗い中で虫のように小さいヤブサメを見て驚く。 こんなこともあるから、山は、渓は楽しい。(2018/7/15)
仕事路を登っている。 さっきは小さな蛇に脅かされたが、足を踏み外さないとも限らないので、まだ暗い路は気を付けなければならない。 ゆっくり歩いていると、チチチッチチチッと鳴き声が聞こえる。 声は小さいが、すぐ傍のようなので、動かずに辺りを検索する。
いた! すぐに見つけたが、その姿がどうも小さすぎる。 最も小さい野鳥はミソサザイと思っていたのに、それより小さい野鳥がいるとは驚きである。 これは絶対に記録しなければいけないと、ずっと、静かに追いかけた。 なかなか逃げないのをいいことに、動きながら観察していると、すぐ前に来たことも驚きである。 暗すぎるので、記録できたかどうかだけが心配だった。
調べながら、写真をじっくり見ていく。 案の定、ボケた写真ばかりである。 まぁそれはともかく、野鳥の名前はヤブサメである。 見ているときにはムシクイの類であると確信していたが、ヤブサメとは、渡り鳥とは思わなかった。 外国からきているとすれば、まだ日本人に慣れていなかったから、逃げなかったのかもしれない。 ん?
実は釣りの戻りにも、朝と同じ場所でヤブサメを見たのだ。 おそらくここで営巣し、繁殖しているに違いないのだ。 その証拠に雛(と思う)が出てきていたし、雛のためだろう虫を捕まえていくところも見た。 はっきり写せなかったことは残念だが、このような野鳥、ヤブサメに出合う渓の釣りは楽しい。 楽しいね!
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