アヘンはこうやって
ゴールデンウィーク、この時期にケシ畑(ちょっと狭い)が公開される。 麻薬取り締まりをしていた方の案内は、結構面白かった。(2018年5月6日) 明日天気が悪そうですね~ 少々水が出ても大丈夫な沢はありますかね。 広いところは、私の竿では届きませんので、狭いところを希望しますが ・・・ どこか良いところがないでしょうか?
そういえば、この時期にいつも都立薬用植物園に行っていた。 思い出してしまったからには行かねばならない。 ケシの花が満開のはずなのだ。 この日はそういう日なので、散歩がてら植物園に寄ってみる。 すると、丁度ケシの説明会が始まったばかりだったので、思わず参加した。 ケシ畑の一つ目の檻が開けられており、みんな中に入っている。 私も中に入り、麻薬取り締まりを担当していたという説明員の話に聞き入る。
なかなか面白い。 ケシの実からアヘンを採って見せると、おばちゃんが「茎から採れるの?」「葉っぱからは?」「じゃぁ・・・」、話の腰を折るように「どこからでも採れます」と説明員が云い、さらに「効率の問題です」と付け加える。 なかなか面白い。
最も面白かったのは、アツミケシというものは繁殖力が強く、どこにでも自生しているということ、多摩地方ではよく見られるらしい。 さらに、採取、引き抜いて持ってきたケシは、全てこの植物園のケシ畑の横にある穴に埋めるとのことであった。 三万本ものケシが集まった年もあると、その数に驚く。
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