小河内ゾーンを歩く
2018年2月10日 釣りに行ったのに釣り道具を忘れ、それなら登山と思ったら登山靴を忘れてしまう。 小河内ゾーンを歩く~見晴らしの丘~(東京都の命名)
フィットが帰って来たので、早速釣りに行こうと出掛ける。 ゆっくり出掛けたにもかかわらず、20kmも走ってから忘れ物を思い出す。 なんと、釣りに向かっているのに釣道具一式を積み忘れているのである。 何度も思い直すが、どうしても積んだ覚えがない。 じゃぁ山登りに切り替えるかと頭を切り替えようとしたが、渓流靴とともに登山靴も載せていないのに気が付いてしまう。 頭がぐるぐる回っていても、車は奥多摩湖に到着する。
とりあえず奥多摩湖の湖岸に止めて、直にトランク見る。 物忘れの激しい私のことである、もしかしてと思ったがそんなに都合よくない。 どうしよう、奥多摩湖まで来てしまった。 釣りは完全にできない、山はと云うと靴もリュックもないので登山は無理である。 でも、ここまで来たのだと、車の外でダム湖を眺める。 すると背中の斜面で野鳥の声が聞こえてきた。 ここでは猿やカモシカなんかも見ているのに、ちゃんと歩いたことがない。 ここを歩こう!
奥多摩湖の全貌が見える前、歩き始めてすぐにコゲラが現れる。 少し登るとホオジロが現われる。 なかなか近づくことは難しいので、さっさと登って行く。 まぁ、私のさっさは、一般的にのんびりとと同じようなものなのだが。 程なくみはらしの丘に立つ。 景色を眺めながら同定を試みると、後はやることがないので、記念写真を撮る。 先へ行きましょうか。
冬枯れの中に立つ桧は目立ち、青い空にそびえる。 そんな中で、野鳥が獣道から飛び立った。 目がすぐに追うと、さっきの桧に見えていた。 まずは遠くから観察するも、全く特定できないのは、見たことのない姿であったからである。 よく分からないので、すこしづつ間を詰めては観察する。 だが、もう少し近づかないと、私のレンズでは難しいので、最後に斜面の獣道に注意して近づく。 いざ顔をあげると野鳥はいなかった。 いったい何という野鳥だったのだろうか。 調べられない!
斜面の路をのんびり歩く。 景色がいいもので、もう少し長い時間散歩したいところだが、そろそろ下り始める。 と、バラバラバラとヘリの爆音が聞こえてきたので、少し戻って見てみると、赤いヘリだった。 あぁ、今日もどこかで遭難救助、山をあんまり舐めないほうがいいのにと、いったい誰だろうと想像する。 実は、この後30分以上経って、方向の違うもう一機飛んできたので、またかとあきれる。
水平にだいぶ歩き、駐車場を回り込んできた。 道には雪がなくても、駐車場は半分くらい融けていない。 ふ~ん、フィットで入り込むと面倒だと思いながら、ダムの駐車場を目指す。 下りてくる前からトビの鳴き声がうるさい。 どこにいるのかと探せばすぐに分かり、ちょこっと観察する。 なんだか雄を呼んでいるように感じる。 このトビの雌雄も分からないが、なんとなくそう感じるのである。 そうやって、遊歩道散歩は終わった。
釣りに来て竿を忘れると、登山靴まで忘れると、散歩しかないのである。 反省、大反省!
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