三之瀬のホオジロとエナガ
釣りが終わって一之瀬林道を下っていると、ホオジロ、エナガを見ることができた。
釣りも終わりやっと林道に上がってきた。 舗装された林道を下りながら、生き物の気配を探していたが、民家が現れるところまで、何も発見することはできなかった。 民家が現れると急に野鳥の鳴き声、羽ばたきが聞こえ始める。 不思議なものである。 人里は、森が切り開かれて、畑などもあるので、餌探しにはうってつけなのかもしれない。
鳴き声の主は、ホオジロである。 番のように二羽で行動していた。 一羽は逃げたものの、もう一羽は、民家の電柱に留まり、鳴き続けていた。 恐らくこの辺りに巣があるのかもしれず、そう考えると、一羽が囮になっているのがよく分かる。 私の気を引いているのである。 ここはおとなしく、離れていくしかないだろう。
見晴し亭の休業を恨めしく思いながら、近道で下っていくと、エナガを二羽見た。 さっき現われたホオジロと同じように、番ではないかと思えた。 もしかすると、今は野鳥たちの恋の季節、いや子育ての季節になっているのかもしれない。 日向の枝を仲睦まじく渡っていった。
エナガはいつ見ても可愛く見える。 背中側を見ると桃色の羽が優しく、正面から見ると頭の真ん中を通る白いラインがネズミ、違う、パンダ、違う、何に似ているかわからないのは、これがエナガの顔だからだ。 ただ見ている分には、しっかりと目で追えるのであるが、カメラを使うととたんに追えなくなってしまう。 しかし、エナガは可愛いのである。
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