アオゲラが間近にいる
街中の公園でアオゲラを見た。 なんだか作り物のような目をしていた。
どこへも行く気がなくても、散歩だけは欠かさない。 朝のうちに近くの公園へ行った。 いつもは自転車でのんびりと10~20km程度を走るのだが、今日は歩いて家を出る。 朝飯のパンを食べながら、プラプラと公園の中を歩き回った。
コゲラの鳴き声が聞こえた。 うろちょろしながら、コゲラを探し、赤い羽が見えるかどうか目を凝らす。 2羽みるけたが、いずれも赤い羽は見えないのでがっくりしていると、「コココココココッコッ~」、と低音の木をつつく音が聞こえてきた。 「コゲラじゃない!」 辺りを探す。
頭が見えたのは、アオゲラである。 久しぶり、本当に久しぶりに見るアオゲラだったので、カメラの広角レンズを望遠に代える手が震える。 決して寒いだけではなく、興奮していたに違いないのだ。 私が準備を整えても、彼は枝の陰で餌を探しているので、はっきり全身が見えない。 ゆっくりゆっくり回り込んでみると、日陰にいて、しかも逆光になり、やっぱり見えない。
暗いのなら近づけばよいと、ゆっくりゆっくり近づき、いい角度を探しながら歩き回る。 そのうち、たまたま陽の当たる幹に出てきたので、結構はっきり見ることができた。
彼は木の幹を最初は「コツコツ」とつついていたが、途中からは木の幹に頭を突っ込むような仕草が続いていた。 大きな芋虫でも見つけたのであろうか、口に咥えているところは見ることができない。 時々こっちを見ているように感じるのは、捕獲に失敗したことが気になっているに違いないのだ。
しかし、公園にアオゲラがいたことには驚き、興奮した。
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