霧雨の小菅川

tenkara1nen

2010年05月31日 00:15

 5月30日 霧雨の中、小菅川で釣りをする。
 先週は残業が続き、金曜日は送別会もあり、朝は全く起きることができなかった。 土曜日は10時に目が覚める。 日曜日は頑張って5時に目を覚ます。

 曇った空を恨めしそうに眺めながら、小菅川へ向かう。 晴れてくれよと天を仰ぐが、深山橋の気温は9℃で、晴れるどころか冷たい霧雨になっている。
 霧雨のせいもあり、小菅の森は曇った空に緑が映える。 一服しながらゆっくりと準備をして、子供でも降りられるところから、渓流に入っていく。
 
 水量は若干増えているようで、テンカラにはちょうどよいかもしれない。 しかし、この天候、気温がちょっとだけ低いのが気にいらない。 今日は上着を持ってきていないのだ。
 最初は16cmの岩魚が流れの脇から挨拶に出てきて、その後すぐに小さな巻き返しから17cmの岩魚も出てくる。 今日は調子がいいと思っていると、大体その後よろしくない。 2尾が出てからは、ゴルジュを越えるまで、反応がない。
 小さな落ち込みに振り込み、毛鉤が流れ落ちる寸前にチャプッと出てきたのが、18cmの岩魚である。 一度目は咥えるのを失敗したが、二度目に成功してくれた、なんとも食い意地が・・・しかしこれが岩魚である。 ここまでは全て岩魚であり、山女はどこにいるのだろうか、全く出てこない。

 山女の里で山女が出てこないとは。 来たときは必ず魚影がある場所へ来ても、今日に限って影が見えない。 この霧雨で、急激な気温の落ち込みで、活動をやめているのか。 とりあえず、反応が薄い中、どんどん釣りあがる。

 沢が出会うところにある水路のような流れにやってくる。 前回はここにはたくさんの山女がいたので、今回も期待を込めてテンカラを振り回す。 手前から順に攻めていくが、なかなか反応がない。 流芯に振り込んだ毛鉤に「チャプッ」と小さく反応があったので、やさしく竿を立てると、意に反して「ジャバジャバ」と大暴れになり驚く。 なかなか型のよい23cmの山女である。

 23cmの山女が出た場所から堰堤までには、3つほどいい淵があるが、今日はこれらの淵に反応がない。 今日はどうしたのだろう。 昨日誰かが入って、暴れまわったのだろうか。 流れがきれいなので、私の影が先に捉えられたのだろうか。 

 堰堤を越えて、落ち込みの少ない、淵の少ない渓相の中、ちょっとした深場から、山女が出てくる。 14cmの小さな山女であるが、小さい割に幅がある。 写真に収めると、とても14cmとは思えない。

 この山女をあげた後カーブを曲がると、驚くことに釣り師がいる。 どこから降りてきたのだろうか、私はこのあたりに下りてきたことがない。 聞くと雄滝駐車場当たりから下りて、川を下って釣っているという。 私は、透明度の高い川で、上から下へ釣って歩く人とはじめて会った。 これではきっとこの上は釣れないだろう、と餌釣り師と分かれて、退渓路を探す。(雄滝駐車場へ登る)

 【本日のまとめ】
  岩魚 3尾
  山女 3尾
  上から降りてくる釣り師に始めてあった
  霧雨で気温が低いことは、釣果に影響しただろうか?
  この後は、最下流部のC&R区間へ行ってみよう



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