竿と遊ぶアキアカネ
アキアカネが現れた。 あまりに竿が動かないからか、遊ばれてしまった。(2018/7/21)
すでに猛暑となり死人も出るほどである。 河原の風景を見ただけで暑いし、歩けばもっと暑い。 竿を振る場所もないので、竿が全く動かないものだから、トンボが近付いてきた。 アキアカネである。
竿を立ててはいるが静止しているわけではないのに、アキアカネが絡みつくように寄ってくる。 最初は私の手に止まったので、カメラを向けようとすると、徐々に竿先に移っていく。 結構軽い竿なので、竿先は休憩には向いていないはずなのだ。 結局先のほうでじっとしていた。 餌の羽虫を待つには、流れの上から俯瞰したほうが好都合なのだろうか?
ちょっと歩きはじめると、竿から離れて、流れの脇の石に待機場所を移した。 慣れたところがいいと云わんばかりに、きょろきょろしている。 俯瞰して狙うよりも、水から飛び上がる虫を狙うには、下から追ったほうが良いのだ。
いま彼女は、都会から避暑のためにやってきたはずなのに、山の暑さに戸惑っているのではなかろうか。 それでも、アキアカネはじっと待っている。
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