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2024年05月18日

 日当たり最高の釣り

 2024年5月15日 とっても天気が良く、流れの陽当たりも良過ぎて岩魚は少なかった。 奥へ行くほど釣れなくなって、やっぱり中川に岩魚はいなくなったのか。

出合いのすぐ上
 昨日のあまご(山女)の調子がよかったので、一之瀬川源流の岩魚の調子もいいのではないかと向かうことにした。 昨日は泉水谷に先着したが、いつもの時間に出てしまったので、ちょっと心配んであった。 先日のように三台もの車があれば、諦めようと思っていたが、次の行き場ばかりを考えていた。 良かった!一台しかない。

やっと出合いまでやってくる
 さてどこで釣っているのか、そんなことを考えながら最終堰堤まで歩く。 今日もまた頑張って、横に見える流れの誘惑に負けないで歩く。 しかし、魚影はないかと気になってしまい、実績のある場所ではジ~と見てしまうので、二股到着までは時間がかかる。 一休み中は、次はもっと下で釣ろうなどと考える。

白い斑点が見えない?岩魚

滅多に出てこない流れ
 岩盤と石の積み重なる場所を超えれば危険はぐっと減る。 最近はとんと出てこない場所でも、常に期待したところが最初にある。 右の流れ、流れがぶつかる石、流れ込みへの巻き返し、やっぱり出てこない。 左の流れ込みへの吸い込み口、盛んにうまい具合に流れるまで竿を振る。 するとキュッと引き込まれ岩魚が出てくる。 いいね~最初から!

赤みがかったように見える岩魚

さぁ釣りを始めよう
 強烈な渦巻きのような巻き返しがある。 今日は強烈すぎる気がしたが、いるかもしれないのでその渦巻に毛鉤を落し巻き込ませる。 いない、いないのかなぁ、と思いながら何度も落とすと、毛鉤の動きが止まる。 ピッと合わせると抵抗されるが、簡単に出てくる。 二匹目の21cmなので上流に期待する。

光の加減か、緑っぽく見える岩魚

明るいところに岩魚はいない
 ここの岩魚は斑点が小さく密集していて白っぽい。 橙色の斑点も薄くて、大きくなれば斑点は見えなくなる。 肌の色に反してヒレは橙色で目立って美しいのだ。 しかし、そんな岩魚もこのところ見ていないし、今年は袴腰を越えられそうな大きさにも出合っていない。 今日は見られるか。

頭でっかちの岩魚

ケルンが壊れている
 この流れにはケルンが見られる。 ここを通過するときには、いつも何のためにあるのだろうかと考えているが、今だに答えは出ていない。 そのケルンが今日はおかしい。 上の方が落ちてしまい、ずいぶんと低くなっている。 辺りを見回しても石の散らばり方に納得できない。 いったい何が起こったのか。 また疑問が増える。

岩魚はこの大きさが多い

滑の流れ
 岩魚は飽きないほど出てくるのだが、そのうち出てこなくなる。 ここからが肝だと思っているところで出なくなってくる。 今日は晴天で進むほど谷に光が入って、私の好む深場や流れがみんな日向になってきたのである。 浅くて砂と岩盤、しかも透明度が高いので、涼しさを求めて隠れているのだ。

滝にも岩魚がいない
 今年初めて行った東谷の滑の流れの始まりまで来て、更に浅くなっているのが分かり、白泡に隠れることも難しそうである。 思った通り何の反応もなく、これ以上遡っても滑の岩盤尖ればの連続で、上がってくるほど釣れなかったことを合わせれば、釣りの終了を決めるしかない。

滑の流れ

終了地点、この上は滑が続く
 やっぱり源流部に大きな岩魚はいない、もしくは私の毛鉤には出ない。 少なくとも日蔭のあるうちに釣らないといけないようだ。 いったいいつ釣ればいいのだろうか?  


Posted by tenkara1nen at 18:00Comments(0)一之瀬川

2024年05月17日

 とっても楽しい釣り

 2024年5月14日 頑張って大黒茂まで歩いた甲斐があった。 とってもたくさんの手応えあるあまご(山女も交じる)を見られた。 しかし、あまごと山女の区別が難しい。

大黒茂林道の入口にある大木(見えない?)
 どこへ行っても岩魚を釣ることが難しい。 首都圏に近い流れには岩魚は少なくなっていると思い込んで、それなら山女を釣るしかないと思う。 山女を釣るには歩かねばならないのが問題なのだが、最近歩いた泉水谷の4kp辺りまでなら何とか歩かれる。 釣る流れは短くなってしまうので、大黒茂を200mくらいだけあまごを相手に頑張るのだ。

林道脇に置かれた倒木
 さて車はあるだろうかと、泉水横手山林道のゲートに恐る恐るフィットを進めると、なんと車がない。 これはいいと早速林道を歩き始める。 前回真上にいたオオルリを探しながら、倒木の穴を覗きながら、まだ日当たりの悪い林道を歩く。 疲れてくれば高橋川に忘れてきた杖が欲しくなる。

出合いの滝で出た山女21cm

大黒茂出合い近くの滝
 大黒茂出合いの滝にちょっかいを出してから大黒茂に入ろう。 先日滝には多くの魚影が見えていたが、今日もいくつか見えている。 その前に流れ出し辺りに毛鉤を落すといきなり大物が咥えた。 引きが強くて外れるかもしれないと思って下りて網を出せば、何と尾びれ近くにかかっていた。 21cmの山女である。

あまご18cm

巨岩帯を前にすくんでしまう
 巨岩の流れをちょっとだけ釣れば、あまごが出てくるので、少しだけ色気を出して近くまで行く。 巨岩が近づいてくるとだんだん恐ろしくなってきて、釣りは早々に諦めて戻る。 大黒茂林道に乗って、巨岩帯をクリアして、最後の滝の下に下りる。 今日は右岸側の岩盤からも流れ落ちていた。

あまご21cm

巨岩帯最後の滝
 いよいよ釣りの開始である。 開始早々から毛鉤をピュンピュンとあまごが襲う。 最初は15cm位のものだったが、すぐに18cmを超えるものが出始める。 そこからはどんどん外れどんどん釣れる。 流れでは合わせられない場面もあり、水中でくねくねしている姿まで見える。 いい時に来たようだ!

あまご24cm

石の上まで追ってきた場所
 流れが石で狭くなっているにもかかわらず深いところ、絶対いると5回ほど流して咥えさせる。 21cmのあまごである。 広い流れの中で石のところが深くなっている、そこならゆったりと餌が待てると流せば、やっぱり咥えた。 21cmの山女である。 ここはあまごの流れなのだが朱点が橙色で薄すぎて、すでにあまごか山女かがほとんど分からなくなっているのだ。

森に立つあまご

どこにでもあまごがいる
 白泡からの流れが平らな石の上を進み、しかも日向である。 最初に18cmが出てもう一匹はいないと思いながらも毛鉤を流せば、白泡から山女がピュ~と追ってきて、クルッと咥えた。 ギュギュッと抵抗されて、意を決して下流へ落として収容すれば、24cmのあまごである。 今回は咥える場面がほとんど見えて、中にはジャンプするものもいる、とっても楽しい。

水面の景色を意識し過ぎたあまご

自撮りが上手くいかない
 あまごの写真を撮るときに森が水面に映り込むのが面白くて、ロケットのような場面を記録する。 何度も挑戦してみたものの、上空の緑と日陰の水面、私が写り込まない角度、これを揃えることはなかなか難しい。 それでもやってみるのだが、上手に撮れたものはない。

顔が尖がったあまご22cm

口が白いのは歯なのか?
 そう云えば谷の写真や記念写真も上手く撮れない。 木漏れ日と日陰のコントラストが大きすぎて、白飛びが多く、そうでなければ真っ黒に写るのだ。 たった200mくらいの釣りなのに、こんなことしているから時間が足りない。 もう制限時間いっぱいになってきた。 最後の挑戦は力が入った。

あまご17㎝、パーマークがくっきり

暗闇に立つ私
 落込みの上からそっと静かな水面を見れば、あまごが揺れているのが見えるので、これを最後の釣りにしようと考える。 なんとなく毛鉤を流すと、最初は興味を示しても咥えない。 何度流しても同じで、ちょんと動かしても同じである。 この興味のなくなったあまごにどう向き合うか。

体が張っている山女20cm

どうしても上手く写せない私
 浮かせてみることにする。 毛鉤を十分に乾かして、あまごのちょっと前に落として様子を見る。 毛鉤があまごにだんだん近づき、鼻先に到達したときにふっと浮いて咥えた。 ピュンと竿を立てて引きを楽しみながら、岩を下りていって取り込む。 あまごは22cmで、十分楽しめた。 来てよかった~ 歩いてよかった~

大黒茂唯一の堰堤
 堰堤では釣れなくてももう腹いっぱいである。 「さぁ戻ろう」と思ったときに声が聞こえた。 FFマンが登ってきたのだ。 彼はゲートに車が一台しかなかったので、きっと小室川だと思って、大黒茂にやってきたという。 そこに私がいたものだから、その落胆たるや思いっきりわかるのだ。 彼は堰堤を超えると云うので、そこで別れた。

名前が分からない流れの花
 今日は歩いて巨岩帯を越えて、わずか200m位を釣ったのだが、あまりに反応がよくて時間が足りなくなってしまった。 私にとってこんなことは、年に一二回しかないことなので、とても楽しく高揚した。 これが明日以降も続きますようにと願いながら、腰をかばって下った。 いや~楽しかった~  
タグ :あまご山女


Posted by tenkara1nen at 18:00Comments(0)丹波川